某月某日。
互いのベッドを交換しようとかどうとかで、女子部屋が賑やかだ。
寝る位置を変えることに何か意味があるのだろうか。
それはともかくハワードがそわそわしている。嫌な予感がする。案の定「僕たちもやってみようぜ」と言い出した。
馬鹿らしいが馬鹿に馬鹿といっても仕方ない。
その晩から、適当にくじで決めたベッドで寝ることになった。
不慣れな位置で寝ていたせいか、夜中に起きたシンゴが俺が立てかけておいた槍にけつまずいたらしい。迂闊な奴だ。……嘘だ。反省している。いっそ抱いて寝ればよかった、槍を。
暗い上に寝惚けていたシンゴは慌てて手を振り回して槍を吹っ飛ばし、吹っ飛んだ槍はベルの尻を掠め、驚いたベルがハンモックから転げ落ち、ハワードを下敷きにした、らしい。
位置替えは恐らく二度とやらないと思う。