「メノリ、あれやろっか」
「そうだな」
ルナとチャコが先導し、ハワードがくるり一回転、シャアラがベルの手を引き、小走りにメノリ、最後にカオルの背を押しながらシンゴ。
皆、一斉に海に飛び込んだ。
気が済むまで水掛け祭りを楽しんだ後は、砂浜にみんな並んで転がって日干し。
「あれ、カオルもういいの?」
「もう乾いた」
「カオルは黒ずくめだからね」
仕上げにシャトルに登って浜風で乾燥完了。
「綺麗な夕陽だったねー」
「さて寝るか」
「夕ご飯は?」
「細かいことは気にするな」
「またそれかよ」
「明日は何か食べるものが見つかるといいね」
これが彼らのサバイバル・デイズ(初期編)。