「ハワードがシャアラを“お姫さま”と呼んでいた」 つまらなさそうにメノリは言った。
「メノリ姫」 「え?」 「俺なんかに言われても嬉しくないかもしれないけど」 ベルの言葉に照れたようにメノリは笑った。 「すまない、やはり私にはそういうのは似合わないようだ。――これからは女王様と呼んでくれ」 「――――」