「洞窟なら知っている。見に行くつもりなら案内する」 その一言でカオルの先導のもと、洞窟見学に向かったルナ達であったが。
「……カオル、洞窟にはまだ着かないの?」 「これでまだ半分ぐらいだ」 「一日歩きづめでまだ半分か」 「お前、一日にどんだけ走り回ってんだよ」
冬が来るより先にまず行き倒れてしまいそうな一行であった。